工場の悩み

ライン作業が精神的にきついと感じる5つの理由【結論、できないものはできません】

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悩む男性
あぁ・・ライン作業ってこんなにきついものだったのか・・

単純作業で飽きるし、時間が経つのは遅いでし、もう、精神的に限界がきてる気がする

世の中のライン作業に就いている人はどうやってライン作業の辛さを克服しているのか知りたいな・・

そもそも、自分はライン作業に向いているのかなぁ?

こういった悩みにお応えする記事です。

・ライン作業が精神的にきつい理由がわかる

・ライン作業に向いていない人がわかる

・ライン作業に向いている人がわかる

・精神的に楽になる対処法がわかる

・本当に向いていない場合の対処法がわかる

僕、ハコイリサラリーマンは工場に15年勤務しています。

15年の間にライン作業もたくさんやってきました。

結論、ライン作業は向いている人、向いていない人がハッキリと分かれる作業です。

向いてない状態でダラダラとやっていると、精神的にも辛いので、ムリはしない方がいいですよ。

本記事は僕がライン作業が精神的に辛いと感じた時に、

なんとか持ちこたえたという方法も紹介しています。

なので信ぴょう性はあると思います。

また、「ライン作業は精神的に辛いけど、

今の職場を変えたくない」という人にはとくにおすすめです。

それではいきましょう‼

ライン作業は精神的にきつい  

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結論、ライン作業は常に追い込まれている精神状態です。

ラインは止められないし、不良は出せないしで、結構、きつい仕事です。

ライン作業が精神的にきつい理由を詳しく解説していきます。

ライン作業が精神的にきつい5つの理由

ライン作業がきついと言われる理由は下記のとおりです。


・単純作業で飽きる【時間が進まない】

・機械に煽られる【間に合わないとライン停止】

・不良品が大量発生【数日間はブルーです】

・機械の故障は精神、体力も消耗する【機械を復帰させても、責められます】

・他者のレベルで比較される【できない人はできません】        

詳しく解説していきますね。

・単純作業で飽きる【時間が進まない】

ライン作業は基本的に単純作業なので時間が経つのが遅いです。

部品を20個セットした→まだ、10分しか経ってない・・

30個検品した→まだ、20分しか経ってない・・

単純作業なだけに、何個作っても時間が過ぎていきません。

難しい仕事なら時間が経つのが早いのですが、単純な作業の繰り返しは時間が経つのが遅いです。

なのでライン作業は精神的にもきついと言われています。

・機械に煽られる【間に合わないとライン停止】

ライン作業は常に煽られる仕事です。

理由は、機械の搬出スピードが速いからです。

ライン作業の目的は大量生産になります。そのため、製品が完成されるスピードについていけないと、製品が裁けなくなり強制的に機械停止してしまうのです。

当然、大量生産が目的なので、少しでもラインが止まると、ラインリーダーの怒られます。

※僕のラインでは、6秒に1個のペースで完成品が流れてきて、めっちゃ煽られました

・不良品が大量発生【数日間はブルーです】

ライン作業は、単純ですが神経は使う仕事です。

ライン作業は注意を怠ると数百個あるいは数千個も不良品を造るからです。

【体験談】部品間違えで不良数百個を出した話

僕が実際にライン作業でやってしまったミスを紹介します。

僕はライン作業の段取りで、大量に不良品を出してしまいました。

「段取り」とは、加工する型式の変更を行う際、材料や金型を変える、準備のことです。

で、僕が段取りでミスをしたのは、間違った材料を投入してしまい大量に不良品を出したことです。

段取りが終わり先輩が気づいた時には、すでに500百個も加工していたため、500個すべてが不良品になってしまいました。

金額で言うと40万円以上になります。

当然、めちゃくちゃ怒られたのですが、それ以上に、僕自身もかなり精神的にもダメージを受けました。

ハコサラ
周りの従業員にもたくさん迷惑をかけて、本当に凹みました

ライン作業は煽られるうえに、うっかりミスが致命的になるのできついです。

・機械の故障は精神につらい【機械を復帰させても、責められます】

予期せぬ機械の故障は精神的にきついです。

生産を止められないプレッシャーがあるからです。

たとえ、1時間の停止でも、1個完成する時間が6秒だと、

3600秒(1時間)÷6秒=600個

つまり、1時間の停止で600個も減産となってしまいます。

多く作るために、夜勤や残業、休日出勤もしているのに、すべてが水の泡になる可能性もあります

なぜかラインオペレーターが責められる

ちなみに、責められるのは機械ではなく、ラインオペレーターの場合もあります。

「普段、メンテナンスをしてないからだろ」

「何で事前にチェックしてないんだ」

と、僕が上司に強く責められた記憶もあります。

上司も、当たるところがないのはわかりますが、修理して復帰させたラインオペレーターを責めるのはやめて欲しいです。

ライントラブルのすべてを含めて、ライン作業は精神的に辛いといえます。

・他者のレベルで比較される【できない人はできません】        

ライン作業はできる人と比較されてしまい、精神的に病んでしまいます。

「Aさんができるんだから、あなたもできるよね?」

人によって器用、不器用があるのに、誰でもできると誤解されてしまうのが精神的にきついです。

ライン作業の対処法 【結論、自分を高めていくしかない】

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結論、自分を成長させていくしかありません。


理由は、ロボットでも導入しない限り、あなたがライン作業をやるしかないからです。

なので、少しでもライン作業を楽にさせるためのコツを紹介します。

実際に、僕がやってみて効果があったものだけを紹介しますね。

・時計を見ない【気にするくらいなら見ない】

結論、時計は見ないという方法が一番有効。

時計を見ると、精神的に辛くなるから。

どうせ時間は経っていないのだから時計を見てもいいことありませんよね。

見るのは“カウンター”だけ

では、時計を見る代わりどうやって時間を把握するのか。

方法としては、製品が作られた“数”で時間を把握することです。

たとえば、6秒で完成するラインの場合、

3600秒(1時間)÷6秒=600個

となりますよね。

ということは、600個加工したら1時間経過しているはずです。

つまり、600個を意識していれば自ずと

1時間を把握することができ、さらには、

時計を見て落ち込むこともなくなります。

時間を気にしないための一番のおすすめの

対処方法です。

・ゲーム感覚で楽しむ【時間があっという間に経ちます】

他にも、ゲーム感覚でライン作業をするのがおすすめ。

理由は、仕事が捗るし、仕事も早くなるから。

僕がやっていたのは「タイムアタック方式」

で作業をすることです。

「タイムアタック方式」で楽しむ

タイムアタック方式でライン作業をやると

製品を裁くのが早くなるうえに、

飽きが来ないからです。

やり方は、単純で、「1個につき何秒で製品を

組むことができたか」を、自分で自分を相手

にして競います。

これなら、夢中になってライン作業ができるので時間が経つのも早いし、製品を早く裁くスキルも身につけることができます。

・妄想する、考える【ただし、上級レベル】

妄想や思考によってライン作業という現実から逃れましょう。

やり方は、手元は作業を行い、頭の中は趣味のことや今後の人生のことについて、本気で妄想したり、考えることです。

ただ、作業自体に慣れてきて、余裕が出てきた人のおすすめの方法です。

余裕がない人がこれをすると、単に仕事が遅くなってしまい、成績が落ちてしまうからです。

ある程度仕事にも慣れて、時間が経つのが遅いと感じ始めた頃がおすすめです。

筋トレする【ダイエットにも効果あり】

ライン作業中に筋トレすると、気持ちも前向きになるし、体も健康的になりますよ。

「でも、バレるんじゃないの?」

つま先立ちの筋トレなら、仕事中にしても

バレませんよ。

時間を有効活用できてる感覚にもなるし、

筋トレ効果で気持ちもポジティブになるので

ライン作業をしている人におすすめの方法になります。

それでも、ライン作業に向いてない人は?【工程の変更を打診】

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とはいえ、ライン作業が本当にできない人もいますよね?

そういった人は、担当する工程の変更を上司に打診しましょう。

ライン作業は工程によって、向き不向きがあるからです。

ちなみに、打診するコツは【工場勤務】ライン作業に間に合わない原因を解説【向いてないなら、早めに辞めた方が良い】に詳しく解説しているので読んでみてください。

ライン作業に向いている人の特徴【3つ以下なら向いてません】

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ライン作業に向いているは単純な作業でも、楽しみをもってできるかどうかです。

具体的には下記のとおりです。

・単純作業が好きか?

・集中力はあるか?

・体力はあるか?

・仕事に対して、遊び心を持てるか?

・真面目すぎる性格か?

・些細なことに目標は持てるか?

上記の項目に3つ以上あてはまる場合は、ライン作業に向いているといえるでしょう。

逆に、3つ以下の場合は、他の仕事を探した方がいいです。

しかし、ライン作業といっても業種によって内容が異なるので、つくるものを変えてみることもおすすめです。

ここから以降は、業種別のライン作業の評判を見ていきましょう。

【評判あり】ライン作業にも種類がある【食品・自動車・電子部品】

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ライン作業といっても、すべて同じということではありません。

今のラインが精神的にきつい原因は、ライン作業がきついのではなく、つくるものがきついのかもしれません。

業種によって加工する部品や工程が変わる分、ラインの「長さ」「スピード」「部品の重量」も変わってきます。

なので、同じ「ライン作業」でも会社を変えることで、精神的に楽になる可能性があるということです。

食品関係のライン作業の評判

自動車関係のラインの評判

電子部品関係のラインの評判

まとめると下記のとおり。

・食品工場(検査):ただ、見てるだけできつい

・自動車工場:車体の組立工程がきつい。種類がたくさんある

・電子部品工場:細かい作業が多い。「肩こり」などが半端ない

それぞれきつい部分が違いますね。

ライン作業は精神的につらいですが、

会社を変えることで、辛さの内容も変わっていきます。

転職も視野に入れて行動してみる

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僕も、ライン作業が精神的に辛くて、最近、転職しました。

でも、同じ製造業が好きだったので、ライン作業ではなく、切削工具をオーダーメイドで作成する会社に転職しました。

きっかけは、「求人サイト」です。

毎日配信される求人情報に目を通して、自分の向いてそうな仕事をみつけました。

実際に登録していた求人サイトは下記のとおり。

・doda

・リクナビ

上記のサービスを使ってみると、意外な職業だったり、自分の長所にも気づけるのでおすすめですよ。

とにかく、今、行動に移さないと、あと何十年も同じ場所で働く羽目になってしまいます。

幸いにも、現在、どの企業も人で不足で困っています。

この時代の背景を活かすも殺すもあなたの行動力しだいです。

まとめ

本記事をまとめます。

結論、ライン作業は精神的に追い込まれるのが辛いです。

理由は下記のとおり。


・単純作業で飽きる【時間が進まない】

・機械に煽られる【間に合わないとライン停止】

・不良品が大量発生【数日間はブルーです】

・機械の故障は精神、体力も消耗する【機械を復帰させても、責められます】

・他者のレベルで比較される【できない人はできません】        

また、ライン作業が精神的に辛い時の対処法は下記のとおり。

・時計を見ない

・妄想・考える

・ゲーム感覚で楽しむ

・筋トレをする

どうしても、ライン作業が精神的に辛いなら、転職も視野にいれる。

・doda

・リクナビ

なら、無料で転職をサポートしてくれるのでおすすめです。

ただ、いずれにしてもあなたの

行動力は絶対に必要です。

今頑張るか、後に頑張らるかを選ぶ必要があります。

若いうちの今、挑戦してみてはいかがでしょうか。

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