
最近、工場勤務に興味があって、今後の就職先としても検討してるんだけど、具体的に何が辛いのか知りたいな。
長年工場勤務をしている人に、どこがどう辛いのか聞きたいなぁ…
こういった悩みにお応えする記事です。
僕、ハコイリサラリーマンは、工場勤務を15年しています。
長く勤めているので、「5年働いていました」という人の意見よりかは信ぴょう性は高いと思いますよ。
結論、工場勤務は辛いです。
なぜなら、スキルというよりも、体力を切り売りする側面が多いからです。
なので、就職先や転職先に工場勤務を検討している人は、本記事を読み工場勤務が辛いと言われる理由をよく理解することをおすすめします。
本記事でわかること
・工場勤務の辛い理由がわかる
・工場勤務の良いところがわかる
・自分の適職はなにか気づける
それではいきましょう!
目次
工場勤務が辛い理由は3つ【作業内容・勤務体制・人間関係】

結論、工場が辛いと言われている理由下記のとおり。
・作業内容が単純作業がキツ過ぎる
・勤務体制に「夜勤」がある
・体育会系が多い
ざっくり言うと上記の3つになります。
なかでも、僕がキツっと感じたのは、単純作業でした。
詳しく解説していくので、一読してみてください。
作業内容が単純過ぎて辛い
僕が最もキツいと感じたのが、単純作業です。
工場で行う単純作業とは以下のようなものです。
・一日中、プレスのボタンを押し続ける
・流れてくる製品をひたすら外観検査をやり続ける
詳しく解説しますね。
一日中、プレスの起動ボタンを押し続ける
プレス加工は本当にキツいです。
理由は、人間がロボットとなるから。
例えば、プレス工程が自動化されていない製造ラインの場合、ひたすら人間がロボットとなり、朝から終業時間の夕方までプレスの起動ボタンを押し続けます。
この作業は、本当にきつかったです。
なぜなら、動く必要がないため何時間も同じ場所で作業を行うからです。
一日中立ちっぱなしの足の裏は、激痛に襲われ、ふくらはぎもパンパンになります。
ほかにも、誰とも会話せずに目の前のボタンを押し続けているため、頭の中がボーっとなり、モチベーションもダダ下がり状態になります。

数分、数秒間隔で外観検査をやり続けるのが辛い
大量生産の工場は外観検査が辛いです。
大量生産型の工場は各工程を踏んで完成した製品が、数分あるいは数秒の感覚で流れてくるからです。
そのため、最終工程である「外観検査」を行う工程は数分または、数秒の間隔で「良品」か「不良品」かを選定しなければなりません。
外観検査作業も、朝から夕方までずーっと同じことの繰り返しとなるのです。
勤務体制が辛い【3交代制が辛すぎる】
工場勤務の特徴は交代制の勤務になります。
僕が実際にやっていたのは「3交代制」でした。
3交代制の具体的な時間は下記のとおりです。
・1直 8:00~17:00
・2直 17:00~1:00
・3直 1:00~8:00
上記の時間帯を1週間毎に交代する勤務体制でした。
当然ながら、昼夜のサイクルは滅茶苦茶になり、何時間寝ていても眠い状態がずーっと続いていたのを覚えています。

体育会系の従業員が多いのが辛い
あなたがもし、「体育会系の人は苦手」というタイプの人なら工場勤務は要注意です。
なぜなら、交代制などを行う体力重視の工場勤務は、必然的に体育会系の従業員が多くなるからです。
想像してみてください。
自分が仕事で疲れているときに、強引に「飲みに行こうぜっ」と絡まれると、
イラっとしますよね。
別に体育会系の人を悪く言うつもりはありませんが、工場勤務はこのような従業員が多いので苦手な人は注意してください。
工場勤務の良いところ

ここまでの内容を読んで、
「工場勤務ってやっぱり辛いじゃん…」
と、思うかも知れませんが、僕が思う工場勤務の良いところもあります。
僕が思う工場勤務の良いところは下記のとおり。
・頭を使わない
・早く動ければ評価される
詳しく解説していきます。
頭を使わない
“辛い”と感じる単純作業は、逆を言うと、頭を使う必要がないです。
つまり、考えなくても誰でもできる作業と言えます。
例えば、プログラマーとか、技術系の人は常日頃から、問題と向き合い、解決策を考えますよね。
一方で、単純作業が多い工場勤務は、只々、流れてきた品物を手際よく捌くことで済むので、問題解決もへったくりもありません。
僕自身、たまに、辛いと感じながらも、逆に、「これだけでお金が貰えるのか?」と感じる時もありました。
早く動ければ評価される
工場勤務は動きが良いと、「あいつ、やる気あるな」と評価されがちです。
なぜなら、一生懸命な感じが上司や周りの人に伝わるからです。
仕事の覚えが多少遅くても、動きが早かったり、真剣に作業している姿を見せるだけで、
「仕事の覚えはいまいちだけど、頑張っているから大丈夫」
と上司からは思われるケースも多いです。
結論、「適職診断」をするのがオススメ

まずは、「適職診断」をやってみるのも良いかもです。
全ての職業に言えることですが、人には“合う仕事”と“合わない仕事”があるから。
僕も大量生産型という工場が苦手で転職しましたが、それでも工場勤務は好きです。
前の職場の同僚にも、「単純作業が好きで入社した」という同僚もいました。
その人は十年以上たった今でも活き活きと楽しんで仕事を続けています。
要するに、肝心なことは入社後のミスマッチを避けるのが重要となるということです。
適職診断は経験豊富なエージェントの方が、これまでの知見と経験を活かして、あなたにとって最良の就職先を見つけてくれます。
入社してから、「こんなはずじゃなかった…」と後悔する前に、試しに相談してみるのが良いかと。
まとめ
今回は工場勤務が辛いと言われる理由を解説しました。
工場勤務が辛いと言われる理由は下記のとおり。
・単純作業が辛い
・勤務体制が辛い
・体育会系の従業員が多いのが辛い
上記の内容はあくまでも僕の意見であるため、一概には工場勤務はきついと言えません。
結局は、向き、不向きが人間にはあるので、実際に就いてみないとわからないことばかりです。
ただ、「就いてからでは遅いよ…」と思う方も多いです。
そういった人は、求人サイトのエージェントの方に、工場勤務が適切か否かを相談するのも、ありです。
なぜなら、エージェントの方は転職のプロだから。
業界の良いところ、悪いところも全部教えてくれますよ。
もちろん相談だけでなく、求人の紹介まですべて無料で利用ができるので、損することは、まぁ、ありえないです。
いずれにしても、あなたの人生のすべては、あなた自身のひとつひとつの行動で決まるので、よく検討してみてくださいね。