工場の給料の悩み

きつい・しんどいと評判の夜勤は本当なのか?【結論、寿命が縮みます】

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悩む男性
夜勤のある仕事に就こうか迷っている

でも、これまで夜に働くことなんてしたことない…

夜勤はしんどいと聞いたこともあるし、辞めたほうがいいのかな?

実際に夜勤経験者の意見を聞きたいな

本記事はこういった悩みにお応えする記事です。

僕、ハコイリサラリーマンは工場勤務歴15年。

もちろん、その間に夜勤はたくさん経験してきました。

僕が経験した勤務体制は下記のとおり。

・2交代制勤務

・3交代制勤務

・1ヵ月間夜勤のみ

僕は上記の勤務体制を経験してきたので、信ぴょう性はあると思いますよ。

結論、夜勤はしんどいです。

たしかに、“夜勤しんどい説”には賛否両論ありますが、僕はダメでしたね。

その理由を僕の主観だけでなく、権威性のある医療データの研究結果の側面も踏まえて、夜勤のしんどさ、きつさを解説していきます。

それではいきましょう。

結論、夜勤はしんどいです【人間の体内リズムが崩壊します】

結論、夜勤はしんどいです。

厚生労働省は過去に夜勤についてのアンケート調査を実施しています。

下の図は、厚生労働省が夜勤が当たり前に行われている、「看護師」の方のアンケート調査を行った結果となります。

厚生労働省調査結果

出典:病院看護婦の睡眠問題と夜勤およびライフスタイルとの関連性

調査結果からは「夜勤無し」の看護婦に比べて、「夜勤有り」の看護婦の方が「睡眠に対する評価」「入眠障害」の結果が悪いことがわかりました。

たしかに、夜勤が原因ではなく看護婦という職業が要因かも知れませんが、工場勤務の僕自身も同じように回答すると思います。

夜勤のメリット

夜勤がきつい、しんどいと感じてはいたものの、メリットもありました。

夜勤のしていてメリットと感じたことは下記のとおり。

・割増しで給料が貰える

・昼間に用事が済む

・週の始まりは得した気分になる

詳しく解説していきますね。

夜勤は割増しで給料が貰える

企業の諸手当には「夜勤手当」というものがあります。

夜勤手当とは、会社が任意に設けられる夜間働く人に支給する手当です。

僕の場合は、時給に対して、25%割増しで貰えます。

なので、単純に、昼勤よりも夜勤の方が多く給料を貰うことができることが、夜勤のメリットとなります。

※しかし、“会社が任意に設けられる夜間働く人に支給する手当”となるので、夜勤手当がない会社もあります。

昼間に用事が済む

夜勤のメリットは昼間に活動ができることです。

たとえば、夕方までやらない銀行や医者などはわざわざ会社を休んでいく必要がありますよね。

夜勤ならば日中は休みなので、好きなときに銀行や医者にもいけます。

いちいち休暇届を提出するときに、上司の顔色を気にしなくて済みます。

週始めは得した気分になれる

夜勤の週の始まり(月曜日など)は、得した気分になります。

なぜなら、月曜日の夜に出勤するので、日中は遊びにいったり、用事を済ませることもできます。

日勤の人より休んでいる時間が多く感じますよ。

夜勤のデメリット

夜勤のデメリットもたくさんあります。

夜勤をすることのデメリットは下記のとおり。

・休日の予定が組みづらい

・寿命が縮む

・生活サイクルが崩れる

夜勤で一番のデメリットは「寿命が縮む」だと思います。

学術論文でも研究されているので、「夜勤」と「寿命の長さ」の関係性は密接な関係であると言えるでしょう。

寿命が縮む

夜勤をしていると、「発がんリスク」が高まるという研究データがあります。

日本看護協会調査結果

出典:看護師の夜勤・交代制勤務に関するデータ「公益社団法人 日本看護協会」より

上の表は全国の看護婦の方を対象に行った調査結果です。

オッズ比が高ければ高いほど、「乳がんリスク」が高まることを示唆しています。

調査結果から、「日勤+深夜勤」の看護婦の方の発がんリスクが高いことがわかります。

また、“がん”だけではなく、「糖尿病」などの要因にもなる調査結果が報告されていることから、夜勤と寿命の因果関係はあると言えるでしょう。

休日の予定が組みづらい

夜勤のデメリットは、健康面の他に「人間関係」にも大きな影響を及ぼします。

理由は、休日の予定が、家族または友人と合わないケースが多くなるからです。

たとえば、休日に家族や友人と旅行に行きたくても、夜勤明けの土日は休息(睡眠)をしなければならないため、予定が入れられません。

たとえ無理矢理に予定を組んでも、睡眠不足の体での旅行は楽しいとは言えないでしょう。

結果的に、家族の不満も増えて友人からも疎遠になるケースも考えられます。

夜勤がしんどくても、やるしかない時には【睡眠が大切です】

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とはいえ、

「どうしても、夜勤のある仕事しかない」

「夜勤で給料を多く貰いたい」

という方も大勢います。

今回は「どうしても、しんどい夜勤をするしかない」という方に、実際に僕がやっていた夜勤対策を紹介します。

質の高い睡眠を確保すること

やはり、一番大切なのは睡眠の確保。

なぜなら、睡眠なくして健康はありえないから。

しかし、睡眠サイクルがバラバラの夜勤では、睡眠の質も悪くなります。

僕がたくさんの書籍から睡眠を学んだ結果、良い睡眠にはポイントがあります。

良い睡眠のポイントは下記のとおり。

・光を遮断

・音を遮断

「アイマスク」で光を遮断

僕が睡眠の質をあげるためにやっていたのは、「アイマスク」による光の遮断です。

光を遮断して、暗い状態で入眠することで、体は夜と判断して質の良い睡眠をすることができます。

色々なアイマスクを試した結果、写真のアイマスクが一番効果が高かったです。

「耳栓」で音を遮断する

耳栓で外部の音を遮断しましょう。

日中は色々な音が聞こえます。

車の音、近所の人の話声など、昼勤なら気にしませんが、これから寝むりに入ろうとする耳には雑音でしかありません。

耳栓をすることで、外部の音は遮断されるので、睡眠の質は高まりますよ。

夜勤がきついと感じたら辞めることも視野に入れる

結論、夜勤がしんどい、きついと感じたら、辞めても良いと思います。

なぜなら、世の中の仕事は夜勤の会社もたくさんあるからです。

先にも述べたように、夜勤にはメリットもたくさんありますが、デメリットの方が大きいと言えます。

あなたの人生は「夜勤で働く」のではなく、「働くことで良い人生を送る」ことだと思いませんか?

夜勤は転職活動にも注力できる

夜勤では、日中、休息ができます。

そのメリットを活かして転職活動に注力する人も多いです。

転職活動は会社見学や面接などで現職を休む必要があります。

しかし、夜勤は昼間に見学や面接ができるので、休むことをきにせず、転職活動を同僚にもバレずに勧めていくことができます。

繰り返しますが、あなたの命が最優先だと思うので、無理はしないように心がけて下さい。

まとめ

今回は、きつい、しんどいといわれている夜勤は本当なのかを解説してきました。

結論、夜勤はしんどいし、きついです。

理由は下記のとおり。

・寿命が縮む

・休日の予定が合わない

まとめると、まともな人間の生活を送れません。

どうしても、職業柄(看護職、介護職など)を希望するのであればしょうがないですが、工場勤務などならば、できるだけ夜勤がないところがおすすめです。

求人サイトに登録して、「転職エージェント」を利用すれば、「夜勤無し」の会社もたくさん紹介してくれるので、一度は利用することをおすすめします。

働くことも大切ですが、あなたの体を一番に考えてください。

-工場の給料の悩み

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