いまの仕事に目標が持てなくなった… なんのために働いているのだろうか…
今の自分の年齢でも異業種へ転職できるのか知りたいな…
あと、異業種へ転職した人の、その後の話も聞いてみたいな
本記事はこういったモヤモヤ感や疑問を解消する記事となります。
結論は、異業種への転職は何歳でも可能です。
ただ、企業側の求める人材であるか否かが重要になります。
この記事では異業種へ転職する際の注意点と年代別に求められる人材を解説し、
実際に、まったくの異業種へ転職した人のアンケート調査を紹介していきますね。
本記事の内容
- 異業種への転職は何歳までできるのか
- 異業種に転職する際の年代別注意点
- 異業種へ転職した僕の体験談
- 【アンケート調査】異業種へ転職した人の話
- おすすめの業界を紹介
- 異業種へ転職して失敗しないための注意点
記事後半では、異業種へ転職したい人のために、未経験だけど採用されやすい業界も紹介しています。
「自分にはスキルがないけど大丈夫かな?」
という人は、ぜひ、読んでみてくださいね。
この記事があなたの新たな挑戦の手助けになれれば幸いです。
それではいきましょう!
目次
異業種への転職は何歳までできるの?

基本的に異業種への転職に年齢制限はありません。なので、異業種へ転職したいタイミングでできます。
ただ、企業側も「即戦力採用」か「ポテンシャル採用」のどちらを求めているのかによって
異業種への転職の成功率が変わるのも事実です。
異業種へ転職する際は、企業側が「即戦力採用」か「ポテンシャル採用」の
どちらを希望しているのか調べてから応募することで、転職成功率が上がります。
未経験者は「ポテンシャル」採用の枠を狙っていきましょう
異業種への転職は、1歳でも若いうちに挑戦すべき
募集をかけている企業は1歳でも若い人材を欲しています。
理由は、「若ければ若いほど会社に長く居てもらえる」「伸びしろも期待できる」からです。
また、会社側の事情として年齢が高いと下記のようなトラブルが生じるからです。
ポイント
- 教育係が年下で教えづらい
- 長い経験が逆に成長を妨げる
- 体力がなく休みがちになり易い
とくに、「異業種への転職」となると、仕事内容が何もわからない状態なので教育係に頼る機会が増えます。
そのため「教育係の社員が年下」という状況は、トラブルが発生しやすいのです。
このような事情を踏まえれば、企業側が採用する年齢は若いに越したことはありません。
繰り返しますが、異業種への転職を考えているなら、1歳でも若いほうが有利です。
早めの行動を心がけていきましょう
【年代別】異業種転職への注意点

異業種へ転職する際の注意点は、年代別で変わります。
企業は年齢に応じて求める人材が変わるからです。
ここからは、年代別によって変わる異業種への注意点をまとめました。
あなたに求められる人材を意識しながら読み進めてください。
20代の場合
20代で異業種へ転職する際は、転職する理由が肝心となります。
「転職理由」は、どの年代でも言えることですが、とくに20代前半となると下記のようなイメージがついて回るからです。
ポイント
「飽きやすいタイプなのか?」
「イヤなことがあるとすぐに辞めるのか?」
「なにか問題があるのでは?」
というように、会社に定着するのか?しないのか?に焦点があてられます。
まずは、そのことを念頭に置き異業種への転職活動を試みましょう。
年齢が若ければ若いほど軽々される傾向にあります
30代の場合
30代で異業種へ転職する際の注意点は、未経験職種とはいえ何かしらの経験が活かせることが必要となります。
例えば、「新入社員の教育係をしていた」「取引先とのコミュニケーションには自信がある」といったように、間接的に応募先のメリットとなることをアピールが必要です。
また、30代に企業側が求める人材は、「管理職候補」です。
実際に、僕も34歳で未経験職種に転職しました。
その時、社長からは「管理職候補として雇いたい」と言われましたことを覚えています。
30代は20代と違って、マネジメント能力があるのか?今後、職場を成長させてくれそうか?を観られることを意識する必要があります。
一般職の30代なら、20代の方が企業側は欲しがる傾向にあります
40代の場合
40代で異業種へ転職する際の注意点は下記の3つ。
ポイント
- 募集数が少ない
- 年収が下がる傾向
- 高いスキル、経験値が必要
上記の3つが注意点です。
まず、40代は、20代、30代と比較すると圧倒的に求人の募集数が減ります。
また、40代で転職活動をしても、今の年収と同等の額が貰えないケースが多いです。
40代で求められるスキルは、かなりハードルが高いと言えます。
例えば、「管理職の経験がある人」や「大きなプロジェクトを成功させた経験がある人」など、
一般職として仕事をしていた、というよりは、マネジメント面での実績が必要となります。
そのことを念頭に入れて、転職活動を進めていく必要があります。
40代からの異業種への転職がもっともハードルが高いです
【体験談】30代の僕が異業種へ転職した話

僕は34歳で未経験職種に転職しました。清悦ながらその経験談を少し紹介します。
これから異業種へ飛び込みたいと考えている人の転職後のイメージとして読んでみて下さい。
僕以外でも、同じ経験をした人はいると思いますよ
同年代と近いレベルの仕事をさせられる
僕は、転職先の同年代と近い仕事をさせられました。
例えば、下記のような仕事内容です。
ポイント
- 取引先とやりとりをしながら仕事を進める←コミュ力が必要
- 改善プロジェクトのリーダーにさせられた←統率力が必要
細かいことを言うとまだありますが、ザッとこんな感じでした。
正直いうと、20代の新入社員の方と同じ仕事をさせられると思っていましたが、こんなメインの仕事を任せられるとは思っていなかったです。
30代で異業種へ転職する際は、「仕事自体は未経験だけど、マネジメントはできるよね?」という会社側から期待されているという感覚をもつことが必要だと思います。
小さい会社は、期待されるとう印象が強くでます
年下に教わるのは“苦痛”
一番つらいのは、自分よりも年下の人に仕事を教わることです。
僕にとってこれが一番苦痛でした。
なぜなら、前職では役付きをしていたので、立場が逆だったからです。
一番に厄介なのが、教えてくれる人の年が若ければ若いほど、
指導経験が経験が浅く、指導の仕方やフォローの仕方が雑なんですよね、、、
なので、余計に二重にストレスを感じます。
未経験だから指導を受けないわけにもいきません。心理的ストレスは大きかったです。
以上が僕の体験談です。
ここから以降は、僕がネットでアンケート調査を募った結果を紹介していきます。
内容は、異業種へ転職した時の、良い点と悪い点、これから異業種へ挑戦する人へのアドバイスとなります。
前もって情報を知ることで、転職後の失敗を回避できると思います
【アンケート調査】異業種へ転職した人のリアル

ここからは実際に異業種へ転職した人のアンケート調査結果を見ていきましょう。
実際に異業種へ転職した人のリアルな話を聞くことで、転職後のイメージがつかめると思いますよ。
【20代】鉄道会社からライターへ転職
私は鉄道会社の工場員から携帯・スマートフォンの販売員を経て、現在ライターとして活動しています。異業種へ転職して良かったのは【給料面】【新鮮さ】【人脈】の3つです。
まず給料面。私の勤めていた工場は全体的に給料が安い傾向にありましたが、販売員になった事で月給が6万円ほど上がりました。工場のすべてが低収入というわけではないですが、より高収入になるためは業界そのものを変えるという手段がある事を知れたのは何よりも大きい収穫です。
次に新鮮さ、これはそのままの意味です。今までの価値観や学んだ事とはまったく異なる物が必要となり、半ば惰性で仕事をしていた私にとって刺激的な毎日でした。もちろん苦労する事も多かったですが、それ以上に新しい事を学べる嬉しさの方が大きかったです。
最後に人脈を広められたこと。工場と携帯ショップを円満退社できた私は、そこで仲良くなった社員と今でも交流があります。ライターという仕事上、どうしても専門的な知識が必要な時がありますが、工具や携帯市場に関しては頼りになる友人たちのおかげで困る事はありません。
出典:24歳 男性 ネット調査
良かった点をまとめると下記のとおり。
ポイント
- 業界を変えたら、給料が上がった
- 仕事に対して新鮮さが増し、モチベーションが上がった
- 人脈が広がった
次に異業種へ転職した人のアドバイスを聞いてみましょう。
【20代】鉄道会社からライターへ転職【アドバイス】
異業種への転職には、明確なメリットとデメリットがありますが、そのほとんどがコインの表裏のようなものです。新しい事を学べる刺激は時として多忙と焦りの元となり、新たな仲間との出会いは旧知の仲間との別れを生む可能性があります。良くも悪くも【違う世界】へと飛び込むわけですから、その覚悟を持たなければいけません。
出典:24歳 男性 ネット調査
異業種への転職は、新鮮さや刺激はありますが、まったくの0からのスタートは、焦りも生じます。
そして、後悔する場面も多々あるみたいです。
異業種へ飛び込むには、覚悟が必要となります
【40代】製造業から事務職へ転職
自分としては、新しい知見が増え、物事を一つの方向からではなく、より多くの視点から考えられるようになりました。また、自分の場合、製造業の技術職から事務職への転職を経験しておりまして、事務職では機械による製造ラインでよく検討していた業務効率化や、PCを活用した情報共有や一元化を行うIT化などのに明るい方があまりいなかったため、過去の経験や知見を直接活用する機会はあまりありませんでしたが、間接的に過去の経験や知見を生かすことで、異業種でも自分の活躍出来る場所が見つけることができました。他の方で対応が難しい業務をこなすことで職場のニーズに応えられ、さらに自分自身のキャリアの積み立てもできる2点が異業種へ転職して良かった点になります。
出典:40歳 男性 ネット調査
まとめると下記のとおりです。
ポイント
- 過去の経験や知見が間接的に活かせた
- 自分自身のキャリアの積み立てができた
【40代】製造業から事務職へ転職【アドバイス】
異業種への転職は過去の自身のキャリアを直接活用出来ることが少ないと感じるため、仕事の内容に関して大きく変化することを念頭に置いて行う必要があります。また、新しい仕事に関しては完全な初心者になりますので、新人の時のような初心に返って新しい仕事の事を湯水のように吸収し、どんなことでもやるぞという意気込みや勇気がすごく大切になってきます。しかし、転職先では過去に社会人歴があることから、新しい職場では完全な新人としては見られないため、新人よりも早く仕事が出来るようになることも求められることがあると思います。総論として、異業種への転職はとても刺激的で魅力的ですが、転職先のニーズに如何に早く摺り合わせられるようになりつつ、自分の過去のキャリアを活かせられるように常に考え続ける覚悟が必要と考えます。
出典:40歳 男性 ネット調査
異業種への転職は刺激的で魅力がたくさんあります。一方で、年齢が高ければ高いほど仕事の習得への速さが求められます。
同じ新人でも20代の人と、40代の人では求められるものが変わるからです。
自分の過去のキャリアが活かせないか、常に考えるのが大切
異業種でも転職しやすい業種

異業種へと転職しやすい業界は下記の業界です。
- 運送業
- 介護
- IT
上記が異業種へと転職が成功しやすい業界となります。
異業種転職しやすい業界と、異業種へ転職が難しい業界の違いは、
「人手不足の業界」か、「人が余っている業界」かの違いです。
一見、「人手不足?大丈夫?」という印象を受けますが、人手不足の特徴は下記の3つ。
ポイント
- 急激に需要が高まった業界
- 思いがけない好景気
- 急速な需要拡大
上記が人手不足の業界の特徴です。
まとめると、「人手不足」とは、今後成長していく証とも言えるのです。
なので、異業種への転職が成功しやすい上に、成長もしていく業界でとても狙い目なんです。
ここからは「狙い目の業界」といえる、「異業種へ転職しやすい業界」を紹介していきます。
まだ、どの業界が良いのかわからないという人の参考になると思いますよ
運送業
近年では、若者の車離れが要因で「運転免許証」をもっていない20代が増えてきました。
なので、転職には不利と言われる40代でも「運転免許証」をもっていれば、チャンスは十分にある業界といえます。
運送業とは、決められた場所へ、「人」「物」を運ぶ仕事となります。
・物を運ぶ→トラック・原付バイク・船・航空機
・人を運ぶ→バス・旅客機・タクシー
つまり、物を運ぶのか、人を運ぶのかで必要となる免許証があります。
・運送業の仕事内容は多岐にわたる
・「運転免許証」をもっていれば40代でもチャンスがある
介護
介護業界も異業種から転職しやすい業界といえます。
理由は、少子高齢化が原因で働き手不足に陥っているからです。
また、現在は介護の資格をもっていなくても、働きながら資格をとらせてくれるので
未経験者でも十分に要職に就けるチャンスがある業界なんです。
一般的に、異業種への転職は、出世のハードルが高くなります。理由は、経験者との資格の数や経験値の違いがあるからです。
たとえ転職が成功したとしても、その後、経験者と比べて不利な立場となり出世などのハードルは高くなります。
介護職は、働きながら資格取得が目指せる業界なので、未経験でも十分に成長できる可能性は高いのです。
・少子高齢化が加速して働き手を欲している
・働きながら資格取得が可能。転職後の出世も狙える
IT
IT業界は異業種からの転職率がもっとも上昇している業界です。
その上昇率は、パーソルキャリアの「異業種転職・異職種転職」に関する分析結果によると+9.9%になります。
この上昇率は、全業種で1位となるのです。
IT業界が、異業種からの転職しやすい理由は、企業の「デジタルトランスフォーメーション(以下、DX)」への動きが加速していることです。
これまでは、自分たちが思い描くシステムを作れれば良かったIT業界でした。
しかし、企業のDXが加速することで、IT業界も企業側とパートナーを組む時代となりました。
パートナーとなる以上、IT業界も企業側の問題点や改善点への知見が必要となってきたのです。
結果的に、異業種の人の経験や知見はIT業界で重宝される人材となってきたのです。
・IT業界の異業種からの転職受入れ率は、全業種で1位
・企業側(異業種)の経験、知見が求められている
※少しでもIT業界でキャリアを積むには、スキルが必要です。
プログラミング学習は独学でも十分にスキルが磨けます。
○○なら格安でプログラミング学習ができるので、転職活動と同時にプログラミングスキルも身につけられますよ。
「事前準備」をやるのか?やらないのか?でも当然、ライバルとのスキルの差が生じるので、ぜひ、活用してみましょう。
また、こちらの記事、工場勤務から異業種への転職は難しいのか?【工場勤務から抜け出す方法も解説】でもおすすめの業種を紹介しています。本記事で紹介した業種以外も見てみたいという方は参考までにどうぞ。
異業種転職しても仕事ができないのでは?
異業種に転職できたとしても、「仕事できないキャラ」になりそうで怖い…
結論からいうと、異業種へ転職すると仕事ができない人間になってしまうケースはあります。
異業種から転職すると、これまでのあなたの経験値や立場などがほぼほぼゼロとなってしまうからです。
それに、人間には得意不得意があるので、新しい職種があなたに向いているかもわかりませんよね?
学歴で例えれば、文系卒の人が突然ゴリゴリの理系の仕事につくと四苦八苦してしまう状況と同じです。
しかし、異業種から転職して失敗しないために事前に対策を練ることで、異業種へ転職した後の失敗は回避できます。
ここからは、異業種へ転職したあとに後悔しないための対策方法を解説していきますね
異業種へ転職して失敗しないために
せっかく、勇気を出して異業種へと転職をしても失敗したら意味ないよね…
異業種へと転職してその後、給料やモチベーション、キャリアの積み立てができなくなってしまっては
転職が失敗に終わります。
そのような結果にならないためにも、これから紹介することに注意して、失敗を事前に回避しましょう。
せっかくの勇気を水の泡にしないようにしましょう
現職の不満点を洗い出す
いきなり、異業種への転職をスタートするのではなく、まずは現職の不満点をすべて洗い出しましょう。
・働く環境は良いか?悪いのか?
・社内の教育制度は充実しているか?
・福利厚生は充実しているのか?
例えば、「仕事は退屈で自分の成長が鈍化している」と感じていても、社内に教育制度があればそれを利用して新しく資格の勉強ができますよね。
他にも、働く環境が良ければ、心も身体も余裕があるので、あなたのやる気次第で現職でもキャリアを十分に積んで行けるはずです。
つまり、客観的に現職の状況を考えて、あなたにとって本当に異業種への転職が正解なのかをもう一度確かめてください。
「なんとなく、今の仕事に飽きたから別の仕事に挑戦したいな」
という考えは、異業種への転職に失敗する可能性が大きいです。
自分の経験、アピールポイントを洗い出す
たとえ、異業種への転職といっても活かせる知識やスキルがあるはずです。
・PCスキル
・ビジネスマナー
・文章作成
・プレゼンテーションのスキル
これらは異業種といえども、必要となってくるスキルや経験となります。
どの場面でもアピールできるように、もう一度あなたのスキルをA4用紙の紙に洗い出してみることをおすすめします。
転職エージェントに相談してみる
異業種への転職なら「転職エージェント」を利用することおすすめします。
理由は、下記のメリットがあるからです。
・各業界に精通したコンサルタントがいる
・あなたを求める企業を紹介してくれる
・応募書類の添削、面接対策をしてくれる
上記は異業種へ挑戦しようとするあなたへ、とても大きなメリットになります。
くわしくは、こちらの記事おすすめの転職サイト【信用できる転職サイトを紹介】で解説しています。
「転職活動は、何から始めて良いかわからない...」という方におすすめです。
参考までにどうぞ。
まとめ
本記事では異業種に転職したいけれど、何歳まで挑戦が可能なのか?という疑問を解説してきました。
結論は、何歳からでも異業種への転職は可能です。
しかし、年代に応じて求められるスキルが異なり、求められるスキルがない場合は、転職は厳しくなります。また、年齢が上がるにつれて採用が不利になるのも事実です。
そんな中、異業種でも転職が可能な業種もあります。
転職可能な業種は下記の3つです。
- 運送
- 介護
- IT
上記3つの業界は未経験者の採用も積極的に行っている業界です。
異業種へ転職したい人の狙い目となる業界なので、ぜひ、挑戦してみて下さい。
最後に、異業種への転職を希望するならば「転職エージェント」の活用がおすすめです。
おすすめの理由は、「適職検査」と企業側との「人事担当者との太いパイプ」があるからです。
まずはあなたの適職を調べて、企業側と転職エージェント側とのパイプを活用しましょう。
参考までに、こちらのおすすめの転職サイト【信用できる転職サイトを紹介】でくわしく解説しているので読んでみて下さいね。
あなたの新しい可能性はあなたの行動力で決まります。
今、動き出すべきではないでしょうか。